【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は25日、「最も効果的な方法で平和と安全への責任を果たす」との決意を示す議長声明を発表した。米国とロシアの対立が続く中、ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザでの戦闘に効果的な対応ができておらず、国際平和に責任を負う安保理が「機能不全だ」との各国の不満が背景にある。
分断を乗り越え、協力し合う姿勢をアピールする狙いだが、議長声明は国連憲章に基づく原則の確認にとどまった。機能不全解消は見通せない。
安保理は25日、両紛争やスーダン内戦などを協議する首脳級会合を開いた。