かじ滑り、部材交換が影響か 保津川下り転覆事故で報告書
2024/09/26/10:15
京都府亀岡市の桂川(通称保津川)で昨年3月、観光客向け川下りの舟が転覆し船頭2人が死亡した事故で、運輸安全委員会は26日、船尾の船頭がかじを空振りして川に落ち、操舵不能になったとする調査報告書を公表した。かじを船体に取り付ける「かじ緒」とよばれる部材を昨年1月以降は樹脂製に交換しており、かじの動きがスムーズになる一方、摩擦が減って滑りやすく、本来の位置からずれた可能性があると指摘した。