26日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=145円台を付けた。約3週間ぶりの円安ドル高水準。米経済の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利下げ観測が後退した。日米金利差拡大を見込んだドル買い円売りが優勢だった。
午後5時現在は前日比1円12銭円安ドル高の1ドル=145円01~03銭。ユーロは43銭円安ユーロ高の1ユーロ=161円46~50銭。
25日発表の米新築住宅販売戸数が市場予想を上回り、景気減速の懸念が和らいだ。日銀の追加利上げペースが緩やかになるとの見方も円売りにつながった。