埼玉新聞

 

米、石破氏に対中連携強化を期待 地位協定改定を警戒

  •  自民党総裁選後に開かれた両院議員総会であいさつする石破茂新総裁。左は岸田首相=27日午後3時31分、東京・永田町の党本部

     自民党総裁選後に開かれた両院議員総会であいさつする石破茂新総裁。左は岸田首相=27日午後3時31分、東京・永田町の党本部

  •  自民党総裁選後に開かれた両院議員総会であいさつする石破茂新総裁。左は岸田首相=27日午後3時31分、東京・永田町の党本部

 【ワシントン共同】米国は次期首相に就任する自民党の石破茂新総裁に、国際協調を重視した岸田文雄首相の路線継承と対中国での連携強化を期待する。日米同盟は「地域の平和と安定の要石」(バイデン大統領)で、議会も超党派で日米関係を重視。石破氏が掲げる日米地位協定の改定検討を警戒する声もある。

 石破氏が防衛相経験者で安全保障政策に精通していることは米政界でも知られており、岸田政権が進めた米軍と自衛隊の相互運用性向上にも積極的に取り組むとの見方がある。

 バイデン政権はインド太平洋地域で威圧的行動を強める中国をにらみ、日本や他の同盟国との多層的な連携枠組みを推進している。

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