【ブリュッセル共同】アイルランドのデータ保護委員会(DPC)は27日、米IT大手メタ(旧フェイスブック)に対し、9100万ユーロ(約145億円)の制裁金を科すと発表した。利用者のパスワードを暗号化せずに保存し、アイルランドが加盟する欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に違反していたと判断した。
GDPRは交流サイト(SNS)を運営するIT企業に対し、個人情報を暗号化するなどして安全性を確保することを求めている。メタは2019年3月、SNSのフェイスブックやインスタグラムの利用者のパスワードが社内で閲覧できる状態になっていたと発表。DPCが調査していた。