【ニューヨーク共同】米南部フロリダ州に26日に上陸したハリケーン「ヘリーン」は27日、勢力を弱めてジョージア州で熱帯暴風雨となった。CNNテレビによると、フロリダ、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、バージニアの5州で少なくとも45人が死亡した。
上陸時、勢力は5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」だった。ノースカロライナ州の一部地域では27日朝までの48時間で、約750ミリの大雨を記録。平年の9月に降る1カ月分の雨量の約6倍という。クーパー知事は「州西部では近年で最悪の暴風雨」と語った。
犠牲者は強風による倒木や家屋への浸水などで亡くなった。