埼玉新聞

 

<高校野球>堅守に機動力で挑む 春日部共栄VS西武台 関東懸けきょう準決勝

  • コースに投げ分け三振の山を築く春日部共栄のエース大野

    コースに投げ分け三振の山を築く春日部共栄のエース大野

  • 小柄ながらパンチ力ある打撃でけん引する西武台の金主将

    小柄ながらパンチ力ある打撃でけん引する西武台の金主将

  • 8強以上の組み合わせ アルファベットはシード校

    8強以上の組み合わせ アルファベットはシード校

  • コースに投げ分け三振の山を築く春日部共栄のエース大野
  • 小柄ながらパンチ力ある打撃でけん引する西武台の金主将
  • 8強以上の組み合わせ アルファベットはシード校

 秋季県高校野球大会第6日は28日、県営大宮で準決勝を行う。対戦カードは浦和実―山村学園(9時)、春日部共栄―西武台(11時30分)。Bシード勢が順当に勝ち上がったほか、ノーシード浦和実、西武台が4強入りする快進撃を見せた。秋季関東大会(10月26日~11月3日・神奈川)の出場権を巡る白熱の戦いを展望した。

■第2試合 春日部共栄―西武台

 今大会唯一、無失点の堅守を誇るBシード春日部共栄を、西武台が機動力ある攻撃で崩せるかが焦点となりそうだ。

 春日部共栄は、左腕エース大野が3試合完投(24回)で28奪三振無失点と好調。1年左腕の前田、2年右腕の樋本の控え投手陣も盤石で、内外野陣の守備も安定している。打撃面では4番佐藤、6番明戸と長打力のある昨季の主力が残った。ここまで8安打3盗のリードオフマン広瀬主将の出塁で打線を勢いづけたい。

 5年ぶりの関東出場に燃える西武台は、早い段階で相手投手を攻略できるか。小柄ながら7安打6打点とパンチ力のある3番金、1年ながら7安打4打点を挙げた体重106キロの主砲田代のバットに期待がかかる。3試合で10盗と重要視してきた走塁から好機を築き、シード校撃破を狙う。

ツイート シェア シェア