埼玉新聞

 

<高校駅伝女子展望>豊富なタレント、昌平に安定 力備える本庄第一、埼玉栄、本庄東が追う 1日号砲

  • 5年連続の都大路出場へ挑む女子の昌平

 男子第72回、女子第33回全国高校駅伝県予選(埼玉新聞社など後援)は11月1日、男子64校、女子42校が参加して開催される。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場および周辺の特設コース(男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)で行われ、号砲は男子10時、女子13時30分。男女共に優勝校が全国高校駅伝(12月26日・京都)、上位6校が関東高校駅伝(11月20日・栃木)の出場権を獲得する。都大路の切符を懸けての熱戦。男女の見どころを探る。

■昌平が盤石の構え

 女子は5年連続の全国を目指す昌平が充実している。追うのは今年も力を備える昨年2~4位の本庄第一、埼玉栄、本庄東となりそうだ。

 昌平は豊富なタレントを擁し盤石の構え。その中でも主将を務める木下は中心選手としての期待が大きい。昨年全国を経験した強みもあり、チームに安定をもたらす。高校総体800メートルで5位に入賞した丹羽は急成長。3000メートルの持ちタイムはチームトップで、スピードを最大限に発揮する。鈴木、仲西など2年生も力の差はなく、チーム内のメンバー争いも熱を帯びている。昨年16位と悔しさを味わった都大路への思いは強く、まずは県内で弾みをつけたいところだ。

 昨年わずか35秒差で悔しさを味わった本庄第一は雪辱に燃えている。前回大会を経験した浜野、鈴木の2人がチームの支えとなる。浜野は高校総体県予選の1500メートルと3000メートルで2冠を達成。その後はけがに苦しんだが、駅伝に照準を合わせ復調気配を見せている。昨年1区を走った鈴木はトップでたすきをつないだ。経験も豊富で勝負強さを発揮できそう。

 埼玉栄も戦力では引けを取らない。自らレースをつくれロードが得意な前田、スタミナ豊富で長距離に力を発揮する田中が中心となる。接戦に持ち込み勝負どころで競り勝ちたい。

 本庄東も実力を備える。昨年5区を務めた2年生の松岡は、県新人大会1500メートルで3位。斉藤は高校総体県予選3000メートルで5位に入った。前回を知るメンバーが多く残るのも強みとなる。地力のある川口市立、所沢西、川越南なども上位進出を狙う。

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