被災地復興の願いを込めて47都道府県の米で造る日本酒「絆舞」のラベルの字を、能登半島地震で被災した石川県七尾市の書家三藤観映さん(77)が揮毫した。自宅の寺が被害を受け、3カ月間の県外避難を経験した三藤さんは「思い通りに行かないこともあるが『一緒に頑張ろうな』という気持ちで書いた」と語った。
絆舞は、城南信用金庫(東京都品川区)など40の信金で構成する実行委員会が企画。全国約250の信金ネットワークを生かして各地の米を集め、2018年から福島県の酒蔵で醸造している。売り上げの一部を被災地に寄付する。
三藤さんがラベルを揮毫した絆舞は12月3日発売予定。