【モスクワ、キーウ共同】ロシア国営原子力企業ロスアトムは29日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発に近い変電所をウクライナ軍が砲撃し、変圧設備が破壊されたと発表した。死傷者はいないという。
ロシアが侵攻直後に制圧したザポロジエ原発周辺はたびたび攻撃にさらされ、ロシアとウクライナは互いを非難している。原子炉6基は全て冷温停止しているが、事故が懸念されている。
ウクライナ軍は29日、ロシア南部ボルゴグラード州コトルバン近くのロシア軍の兵器庫を28日夜から29日朝にかけて攻撃したと明らかにした。イラン製のミサイルが前夜に搬入されたとの情報があったとしている。