埼玉新聞

 

密輸したのは錠剤型の覚醒剤、容疑の男逮捕 二重にした段ボールに1951錠、末端価格は976万円相当

  • 押収された覚醒剤(県警提供)

 県警薬物銃器対策課と川越署、東京税関は1日までに、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、川越市砂新田、ナイジェリア国籍の自称アルバイトの男(47)を逮捕した。

 逮捕容疑は氏名不詳の者らと共謀し、営利目的で8月4日、ベルギーから錠剤型覚醒剤1951錠(約800グラム=末端価格約976万円相当)を隠した国際郵便1個を川越市のアパート宛てに発送し、同月6日に輸入した疑い。

 同課によると、男は指示役とみられ、川越市に住むモンゴル国籍の20代男2人=覚醒剤取締法違反罪などで起訴=らが荷物を受け取っていた。段ボールを二重にして隠していたという。

 8月10日、東京税関から県警に、「川越市宛ての国際郵便から覚醒剤を発見した」と通報があり、捜査を開始。同月16日に受け取ったモンゴル人の男らの供述や押収した資料などから、男の関与が浮上した。

 県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。

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