大分県内全域から119番を一元的に受け付ける都道府県初の消防指令センターの本格運用が1日、大分市で始まった。効率的な人員配置や経費削減が狙いで、国も全国普及させたい考え。今年7月から試験運用していた。
センターの拠点となる複合公共施設で同日開かれた式典には県知事や各消防本部の消防長など約60人が出席。大分市の足立信也市長は「県民の一層の安全安心につながるよう、指令業務の迅速化に取り組む」と述べた。
センターは大分市が県内各自治体から事務委託される形で運用。県内14の消防局・消防本部から派遣された職員を含め、計42人で119番を受ける。