【ニューヨーク共同】米有力紙ニューヨーク・タイムズ電子版は9月30日、大統領選で民主党候補のハリス副大統領を支持すると社説で表明した。同紙は過去の社説でもトランプ前大統領の返り咲き阻止を強く訴えてきた。
社説はトランプ氏を知性、勇気、品格をはじめ「あらゆる面で大統領に不適格」として、恣意的な人事やイラン核合意からの離脱などが大きな禍根を残したと批判。トランプ氏の返り咲きは「前回の任期よりも大きな被害と分断をもたらす」と警鐘を鳴らし「ハリス氏への投票が唯一の愛国的選択だ」と強調した。
ハリス氏に関しては住宅所有への補助や中小企業、労働者重視の経済政策に賛意を表明した。