東京都渋谷区で夜間の路上飲酒を通年で禁止する改正条例が１日、施行された。２０１９年にハロウィーン期間や年末年始に禁止する条例を制定したが、飲酒トラブルが絶えず期間を拡大。長谷部健区長らが同日、渋谷センター街で改正条例の施行をＰＲした。

　長谷部氏や、警視庁渋谷署の牧之瀬実署長らが「路上飲酒禁止」と書かれた横断幕を持ち、若者や外国人らでにぎわうセンター街を練り歩いた。長谷部氏は、これに先立つ式典で「渋谷で路上飲酒が問題になっている。この街の文化ではないと発信したい」と述べた。

　改正条例では渋谷駅周辺で午後６時から翌朝午前５時まで、年間を通じて路上での飲酒を禁じた。罰則規定はない。