ラグビーの第101回全国高校埼玉大会（埼玉新聞社など後援）第5日は6日、熊谷ラグビー場Aグラウンドで準決勝を行い、決勝に進出する2校が決定する。対戦カードは深谷―熊谷工（12時5分）、昌平―川越東（13時35分）。A（第1～4）シードが順当に勝ち進み、花園出場を懸けた戦いも残り2試合。熱戦が予想される準決勝の見どころを探った。

■個の力高く接戦か

　2ブロック制だった前回大会で優勝した両校の顔合わせ。個々の能力が高く攻撃的な両チームは接戦が予想される。縦へのアタックを多用する昌平と、バックス陣に快足ランナーをそろえる川越東。どちらが持ち味を発揮できるか。

■連続攻撃できるか／昌平

　WTBの平塚、広内にFB北川とランが光る選手が得点源。SO菅原はキックも有効に使ってエリアを確保していく。フッカー野村らFW陣は縦に強い。ブレイクダウンからテンポの早い球出しで連続攻撃ができるかが重要だ。

■2試合で169得点／川越東

　1、2年生中心のチームだが、2試合で169得点と好調。3年生のWTB平田、2年生のFB土居らバックス陣に決定力がある。プロップ亀井、フランカー福永らFW陣が序盤から密集でしつこく絡んで重圧を掛けられるか。