羽田空港で1月に日航機と海上保安庁機が衝突した事故の再発防止策として、滑走路誤進入を路面の灯火で航空機に警告する「滑走路状態表示灯(RWSL)」の設置工事が始まり、2日未明、現場の様子が報道陣に公開された。
事故が起きたC滑走路に接続する誘導路で1日深夜から、作業員らが灯火の基台や配管設置の工事に着手した。国土交通省東京空港事務所によると、2027年度末以降に順次運用する見込み。国交省管制技術課航空灯火・電気技術室の伊藤正宏室長は「パイロットの支援システムを構築し、二度と誤進入が起きないよう対策を練っていきたい」と話した。