2日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台後半で取引された。
午前10時現在は前日比34銭円高ドル安の1ドル=143円82~83銭。ユーロは1円11銭円高ユーロ安の1ユーロ=159円14~16銭。
イランがイスラエルに弾道ミサイルを発射するなど中東情勢の緊張が高まっており、投資リスクを避けるために相対的に安全な通貨とされる円が買われた。
一方で石破茂首相が1日の記者会見で「金融緩和の基調は維持される」との期待感を示したことが「円相場の重荷になっている」(市場関係者)との見方もあった。