埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で男性1人死亡 未就学児含む10人が感染 ワクチン2回接種、県内の接種率は7割

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは5日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と新たに10人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が9人、さいたま市1人、川口市0人、川越市0人、越谷市0人。

 これまでに確認された感染者は11万5640人(チャーター便帰国者含む)、死者は1047人(5日午後7時現在)。

 5日午後9時時点の重症者は13人、感染者の入院は53人、ホテル療養16人、自宅療養37人。退院・療養終了は11万4479人。

 県によると80代男性が死亡した。県管轄で詳細が判明した感染者は前日午後判明分を含め、未就学児~80代の男女8人だった。ワクチン2回接種済みは2人だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20代の男性1人。

■埼玉県内では517万人が2回接種

 県によると、県内では4日までに約517万人が新型コロナウイルスのワクチン接種を2回受け、県全体の接種率は69・9%となった。1回目の接種率は75・9%。

 主な自治体のワクチンの2回接種率はさいたま市が5日午前8時時点で75・9%、4日時点で川口市が75・3%、川越市が78・5%、越谷市が75・8%となっている。

 所沢市は73・9%(1日時点)、熊谷市は66・9%(全年齢に対する割合、1日時点)、春日部市は81・2%(4日時点)、秩父市は81・1%(5日時点)。

 6月1日から開設された県の接種会場では11月4日までに26万5273回の接種が行われた。県会場ではホームページでの1回目接種予約受け付けは終了したが、職場などでモデルナ製ワクチン接種を1回受け、2回目の会場を探している人はコールセンター(電話0570・071・077)から予約すれば県会場で接種を受けられる。

 県ワクチンチームの担当者は「県民に積極的に足を運んでもらい、接種は順調に進んだ」と振り返り、「新たに12歳になる人など接種を検討する人は、各市町村に問い合わせしてほしい」としている。

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