来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博に向け、大阪府警は2日、警備部内に「万博警備対策室」を設置した。府警本部で発足式を開き、岩下剛本部長が「関係機関と連携を図り、ワンチームとなって力を発揮してほしい」と訓示した。
府警によると、対策室は警備部の警察官ら約50人で構成。テロ対策や要人警護に関する方針を策定し、開催期間中は警備・警護の司令塔の役割も担う。
発足式には本部長の他、警備部幹部や対策室員らが出席。同日付で室長に就任した警備部理事官の吉田正樹警視は「テロや雑踏事故の未然防止や、来場者の安全確保の徹底など、取り組みを推進していく」と述べた。