<高校サッカー>埼玉大会・準決勝、西武台―武南の見どころ 関東大会の覇者・西武台、4月の雪辱期す武南
2021/11/06/00:00
サッカーの第100回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は7日に準決勝を行い、立教新座―浦和南、西武台―武南が対戦する(無観客のため、会場と試合時間は非公開)。14日に行われる決勝の切符を懸け、熱戦が期待される両カードの見どころを探った。
■プレスから流れを、西武台/展開力で雪辱期す、武南
2年ぶりの決勝進出を狙う西武台と、10年ぶりの決勝を目指す武南が激突。4月の関東大会県予選決勝では西武台が武南に2―0で勝利している。
関東大会覇者の西武台は、昌平や武蔵越生などが名を連ねた激戦区を勝ち上がった。前線の選手も含めた厳しいプレスで主導権を握りたい。決定力を備え、ポストプレーでも目を引くFW市川が攻撃の核。武蔵越生戦で先制点のFW細田が復調しつつあるのも好材料だ。
丸山、山本の両MFのサイド攻撃も突破力がある。3試合連続で途中出場の吉野は試合の流れを変えられる選手。ダブルボランチの一角に位置することで、守備の安定と攻撃にリズムを生み、終盤の攻防を優位に進める。
関東大会県予選の雪辱を期す武南はボールを保持しながら、攻撃の起点をつくりたい。1年生の松原がトップ下に加わり、多彩な攻撃に磨きがかかった。松原が繰り出すアイデア豊かな精度の高いキックは、セットプレーでも威力を発揮。水野、山田詩、内田ら中盤の選手は自在性があり、攻撃に厚みを加える。
ワントップの桜井は前線で汗をかくことをいとわず、攻守に貢献する。ウイングバックの重信、江川が駆け上がり、推進力をもった攻撃を展開してゴールを割りたい。