【キーウ、モスクワ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は2日夜の声明で、ロシアとの戦いで東部ドネツク州が「特に難しい」とし、敵を消耗させるために欧米などの決断が必要だと表明した。長射程ミサイルによるロシア領内への攻撃容認を改めて求めた。ロシアが制圧したとされる同州の激戦地ウグレダルには触れなかった。
一方、ロシアのプーチン大統領は2日、刑事事件の被告が軍に入れば審理が停止され、退役時に刑事責任が免除される改正法に署名した。インタファクス通信が伝えた。
ウクライナ侵攻に絡み、受刑者が入隊すれば恩赦される制度が既にあった。今回の改正法で判決前から可能となる。