埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市、12月からワクチン3回目接種へ 予約の改善進め、集団接種会場の設置も予定

  • さいたま市、12月から3回目接種へ

 さいたま市は5日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の方針を示した。国の指針に基づき2回目の接種を終了した日から、おおむね8カ月以上経過した人を対象に、接種日を起点に接種券を順次発送し、12月から接種を始める。11月中旬に国の行う自治体への説明会を受けて、詳細な日程などを決める。

 市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、使用するのは米ファイザー製ワクチン。最も早く3、4月に接種した医療従事者には今月中旬から接種券を発送し、12月1日から接種を開始。5月に接種した人には12月上旬から接種券を発送する見通し。

 1、2回目の接種と同じく、医療従事者は勤務先の医療機関で、高齢者施設の入所者らは施設内で原則、接種を行う。個別医療機関のほかに、2回目を接種後に離職した医療従事者や、これから12歳となる人らを対象に、集団接種会場を設置する予定。職域接種で米モデルナ製ワクチンを接種した人への対応は、国の方針を待って決める。

 5日現在、市内の12歳以上の接種対象者で、1回目を終えたのは82・7%の98万4750人、2回目を終えたのは75・9%の90万3803人。市は同程度の人が3回目を接種するとみて準備を進める。接種終了は早くても来年7月ごろを見込んでいる。接続しやすくするため、予約サイトやコールセンターの改善を進め、区役所などの相談窓口も引き続き開設する。

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