ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は3日、東京都内で開かれた法人向けの自社イベントで講演し、生成人工知能(AI)について「競争の中では一番優れたものにこそ価値がある」と述べ、大量の学習データを読み込むことができる高性能で大きなAI開発を重視する考えを示した。
SBGはAIを事業戦略の中核に据え、傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などを通じて関連企業に投資している。
日本企業ではデータや消費電力を抑えた軽量の生成AI開発が進んでいることに触れ「美しい日本的な努力だが、小さな成功だ」と語った。