石破茂首相は3日、報道各社の世論調査で、内閣支持率が政権発足時としては低い水準にとどまった結果について、自民党派閥裏金事件が要因との認識を示した。官邸で記者団の質問に答え「支持率が高くないことは真摯に受け止める。裏金の問題について、国民のいろいろな思いが払拭できていない」と述べた。
岸田内閣で低迷した支持率に比べて上昇した点については「9人が立候補した党総裁選で自民に対する支持が高まったという追い風の部分はある」と分析した。裏金議員を衆院選で公認することに理解が得られていないのではないかと問われ「率直に、謙虚に認識するということに尽きる」と語った。