日本郵便がゆうちょ銀行の顧客情報を同意なくかんぽ生命保険の営業活動に流用した問題で、日本郵便がゆうちょ銀の顧客の貯金残高などを検索できないようにシステムを改修することが4日、分かった。再発防止策の一環。
日本郵便はゆうちょ銀の顧客の貯金残高や取引内容といった「非公開金融情報」を検索し、リスト化。それを基に保険を勧誘していた。9月30日にこのシステムの利用をいったん全面的に禁止した。改修し、今月17日からこうした情報を表示できなくする。
不正流用では、イベントや定額貯金の満期、キャッシュカードの切り替えなどを口実に顧客に来局を促し、保険を売り込んでいた。