【丹東共同】北朝鮮北部で7月下旬に起きた洪水で大きな被害を受けた新義州で、14階建てを上回る新たな高層住宅の建築が急ピッチで進められているのを共同通信記者が4日、中国遼寧省丹東から確認した。周辺の浸水した建物を取り壊して団地を造成する計画とみられ、照明を頼りに夜通しで作業を続けていた。
ただ団地の住宅はいずれも骨組みのみで完成した建物はない。金正恩朝鮮労働党総書記は当初、被災地に新しく住居を建築し住民の生活が安定するまで2~3カ月かかるとの見通しを示していた。既に2カ月余りが経過し、想定より復旧に時間がかかっているようだ。