メットライフ生命保険は4日、子会社の保険代理店への出向社員4人が、代理店が持つ競合他社の約1万7千人分の顧客情報を親会社のメットライフに漏えいさせていたと発表した。氏名、住所、電話番号、契約している保険会社名、保険料などが含まれる。
代理店はフォルテシモ(東京)。出向社員は顧客情報を親会社のサーバーに保管していた。保管時期は2022年2月から今年9月まで。営業活動には利用しておらず、作業上の都合だとしている。対象の顧客には代理店から順次郵送などで説明する。
生保業界を巡っては、子会社の代理店が持つ競合他社の情報が親会社に漏れる事案が相次いでいる。