埼玉新聞

 

<新型コロナ>ワクチン廃棄…冷蔵庫でワクチン解凍中、なぜか不具合で温度低下、再び凍ってしまい処分へ

  • 新型コロナワクチン再冷凍、24回分廃棄処分

 さいたま市は9日、市内医療機関で、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを再冷凍したため、24回分を廃棄処分し、24人が接種できなかったと発表した。医療機関が全員に連絡して謝罪し、市が調整して21人は今月中に再予約、残る3人は12月の接種を調整している。市はワクチンの保存方法などを改めて周知して再発防止を図る。

 市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、24人は6、8日に接種する予定だった。医療機関が6日午前9時ごろ、冷蔵庫で解凍したワクチン4バイアル(24回分)を取り出そうとしたところ、冷蔵庫内の温度が低下して再冷凍されていることが判明した。冷蔵庫の不具合とみられるが、原因は不明。同ワクチンは解凍後、2~8度で1カ月保存可能だが、再冷凍した場合は廃棄処分と決まっている。

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