大河“青天を衝け”撮影終了 1年4か月の期間、13~91歳まで演じた吉沢亮さん「最後まで見守って」
2021/11/10/00:00
深谷市出身の実業家・渋沢栄一が主人公で、放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の撮影が8日に終了したと、同局が9日発表した。
昨年7月末のクランクインから、約1年4か月にわたる撮影が終了。栄一役の吉沢亮さん(27)は「本当にたくさんのことを学ばせていただき、そしてすてきな出会いをたくさんさせていただいて、自分にとって良い経験になった」と振り返った。「『青天を衝け』を見ていただいている皆さんが応援してくれたことで、最後まで走り抜けられたと思う。撮影は終了したが、栄一たちの物語はまだまだ続くので、最後まで見守っていただけたらうれしい」とした。
撮影は東京・飛鳥山の自宅寝室で、晩年の栄一が横たわるシーンで締めくくった。第40回(12月19日)と最終回(同26日)は15分拡大して放送する。
制作統括の菓子浩氏は「コロナ禍での収録だったが、大森美香さんの力強い脚本を道しるべに、キャスト、スタッフ、みんなの力を結集して進んできた」とコメント。「吉沢亮さんには、13歳から91歳までの渋沢栄一を演じていただいた。どのステージの栄一も魅力的で、自分たちの作っているドラマなのに、その主人公の言葉や行動に勇気づけられるという経験を何度もした。最終回まで栄一は走り続けるので、最後までよろしくお願いします」と呼び掛けた。