埼玉新聞

 

丸広百貨店、老舗店など“お歳暮商戦”スタート 埼玉150周年で埼玉素材を厳選 コンビニ払い導入も

  • 埼玉名産ギフトなどを多数取りそろえた、お歳暮ギフトセンター=10日、川越市新富町の丸広川越店5階催場

 川越市の丸広百貨店川越店で10日、お歳暮ギフトセンターが開設され、今年の商戦が始まった。埼玉誕生150周年を記念し、県産素材にこだわった品ぞろえを強化。多様なライフスタイルに合わせて手軽に味わえる「簡単便利ギフト」や、健康志向に対応した「からだやさしいギフト」など厳選品を取りそろえている。

 埼玉生誕の節目を祝い、老舗菓子店「菓匠花見」(さいたま市)は銘菓・白鷺宝を来年のえと、寅(とら)をモチーフにアレンジ。白鷺の卵をかたどった菓子を特別にトラの頭(イチゴ餡)、トラの尾(栗餡)に仕立てた。「白鷺宝『虎』」詰め合わせ」(税込み3294円)は限定500点。

 小麦粉老舗「つむぎや」(久喜市)は、埼玉地粉100%の麺と埼玉ブランド肉「むさし麦豚」、深谷産ネギ、秩父産シイタケを詰め込んだ「埼玉づくしの肉汁うどんセット」(同5400円)を提供。

 電子レンジで手軽に「京・料亭わらびの里」のちりめんご飯やアサリご飯など7種類のご飯が味わえる「料亭一膳」(同5400円)を用意。福岡県の老舗蔵元「国菊」から麹(こうじ)菌による必須アミノ酸たっぷりの麹甘酒3種詰め合わせ「あまざけ3本セット」(同3672円)など健康を気遣うギフトも展開する。今年は厳選の約1300品目を取り扱う。昨年から続くコロナ下のお歳暮商戦だが、暮れのあいさつは継続して贈りたいと考える購入客が多く、昨年は例年と変わらぬ進物需要だったという。

 巣ごもり需要で自宅消費に合わせたグルメ、気軽に行けなくなった旅行気分を味わえる名産品産直ギフトなどのラインアップも拡充した。売り場の3密回避対策として、インターネット販売(ウェブ割引あり)を提案し、電話注文の際に要望が多かったコンビニ払いを取り入れるなど店内の感染防止を図る。

 お歳暮ギフトセンターは丸広各店で開設され、12月20日まで。

 問い合わせは、丸広川越店(電話049・224・1111)へ。

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