【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は5日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始から7日で1年となるのに合わせたビデオ声明を発表した。戦闘開始のきっかけとなったハマスによるイスラエル奇襲を「忌まわしい行為で、断固として非難する」とした上で「中東全体の苦しみと暴力を終わらせよう」と訴えた。
奇襲により「日常を営んでいた人が残忍に殺害され、性暴力にも苦しめられた」と強調。ハマスに、拘束中の人質の即時、無条件の解放を求めた。その後の戦闘で、ガザだけでなくレバノンの人々の生活まで破壊されていると指摘した。