埼玉新聞

 

浦和レッズ、サッカーボール2千個を寄贈 ACL優勝賞金の一部を使用、さいたまの小学校やサッカー少年団などに さいたま市役所で寄贈式、GK西川がメッセージ「ボール使ってたくさん遊んで」

  • 市教育委員会の竹居秀子教育長(左)にサッカーボールを手渡し、笑顔を見せる浦和のGK西川周作

    市教育委員会の竹居秀子教育長(左)にサッカーボールを手渡し、笑顔を見せる浦和のGK西川周作=2日午後、さいたま市役所

  • 市教育委員会の竹居秀子教育長(左)にサッカーボールを手渡し、笑顔を見せる浦和のGK西川周作

 浦和がさいたま市内の小学校(旧浦和市、与野市)やサッカー少年団などにサッカーボール2千個を寄贈するのに当たり2日、さいたま市役所で寄贈式と感謝状の贈呈が行われた。出席した浦和のGK西川周作は「ボールを使ってたくさん遊んでほしいし、サッカーをやっていない子たちにも『ボール一つでたくさんの友達と楽しめるんだよ』ということを知ってもらいたい」とメッセージを贈った。

 今回のボール寄贈は、昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した際の優勝賞金の一部を使用した社会貢献活動の一環。浦和は、サッカー教室や選手が夢をテーマに学校で授業を行う「レッズ先生」などにも力を入れている。

 ボールを受け取った市教育委員会の竹居秀子教育長は、「子どもたちにとって浦和レッズは夢であり希望。子どもが“本物”に触れた時の表情や目の輝きは違う。これからも夢と希望を与え続けてほしい」と感謝した。

 歓談では竹居教育長から「次は(児童と)給食を一緒にどうですか?」という話が出た。式後に取材に応じた西川は「機会をつくってもらえたら喜んで行きたい。今の給食にも興味があるし、食べながら子どもたちとワイワイ話したり、聞きたいことに答えたりできれば僕的にもすごくうれしい。早ければ年内に実現できないかな」とトレードマークの笑顔が弾けた。

 浦和は2003年のナビスコ杯(現YBCルヴァン・カップ)を制覇して以降、タイトル獲得時の賞金の一部を使い、市内小学校や中学校などにサッカーボールを寄贈してきた。今回は今秋に950個、来春に1050個の計2千個を贈る予定となっている。

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