広島市西区の市道交差点で9月、道路が陥没し建物が傾くなどした事故で、市による建物の応急危険度判定の結果、立ち入りの危険度が高いと判定した建物が9棟だったことが7日、市への取材で分かった。
市は現場の半径50mへの立ち入りを規制し、27棟を調査した。うち「危険」が9棟、「要注意」が3棟で、引き続き立ち入りを規制する。補修や解体については、所有者の意向を聞くという。
事故では9月26日朝、同市西区福島町の交差点で道路の陥没と浸水が起き、周囲の建物が傾いた。市が委託したゼネコンなどの共同企業体が、陥没地点の地下約30mで、下水道工事のためシールド機による掘削を行っていた。