週明け7日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落した。大手銀行によると、朝方に一時1ドル=149円10銭近辺を付けた。8月中旬以来、約1カ月半ぶりの円安ドル高水準。米経済の底堅さを意識したドル買い円売りが広がった。
午後5時現在は前週末比1円97銭円安ドル高の1ドル=148円27~29銭。ユーロは1円31銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円64~68銭。
4日に発表された米雇用統計が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ観測が後退した。日米の金利差が大きく縮まらないとの思惑からドル買いが優勢だった。