川越署は11日、住居侵入と窃盗の疑いで、鶴ケ島市五味ケ谷、建築業の男（33）を逮捕した。

　逮捕容疑は10月28日午後4時50分ごろ、川越市の集合住宅の30代男性方に無施錠の掃き出し窓から侵入。室内にあったスカート1着（500円相当）を盗んだ疑い。

　同署によると、当時、男性方には妻が在宅。インターホンが鳴ったがモニターに人の姿がなかったことを不審に思っていたところ、男が掃き出し窓から侵入してきたため室内に隠れた。男が別の部屋へ移ると掃き出し窓から逃げ出し110番した。通報を受けた県警が事件をメールマガジンや会員制交流サイト（SNS）などで発信したところ、情報を見た女性が集合住宅の駐車場にエンジンをかけたままの見慣れない車が止まっていたことを連絡し、車のナンバーの一部を覚えていたことから男が特定された。

　男は「女性の洋服や下着が好きで、スカートを盗んでベランダから逃げた」と容疑を認めているという。自宅からは「ほかの場所で盗んだ」と供述している女性の服や下着が見つかり、同署で余罪を調べている。