国土交通省は8日、2023年の水害による住宅やインフラなどの被害額が全国で6761億円だったとの暫定値を発表した。過去10年で3番目に大きい規模。都道府県別では7月に記録的大雨に見舞われた秋田県が1433億円で最も多い。
被害額の内訳は、住宅や農作物といった「一般資産」が約3300億円、河川や道路などの「土木施設」が約3370億円、鉄道や水道を含む「公益事業」が約90億円だった。
建物被害は床上・床下浸水を含め計3万1401棟。うち全壊・流失は146棟、半壊は4155棟だった。農地、宅地などの浸水面積は1万9718ヘクタールに上った。