通信販売事業者でつくる日本通信販売協会(東京)は8日、紅こうじサプリメントによる健康被害を巡り、製造・販売元の小林製薬を改善勧告処分にしたと発表した。除名に次ぐ重い処分で、再発防止のための改善計画を30日までに提出するよう求めた。協会は「小林製薬の通販事業への信頼を回復できるよう、再発防止の徹底を要請する」としている。
処分理由として、食品衛生法に基づく行政処分を受けたことや、注意喚起や製品回収の判断が遅れ重大な社会影響を与えたことを挙げている。
協会は「健康食品を摂取する消費者の安全を最優先に考え、原因究明に先立って早急な対応を行うべきだった」とコメントした。