新座市内の商業施設で女子中学生の体を触ったとして、今年2月、強制わいせつの疑いで新座署に逮捕された東京都東久留米市、都内の公立小学校校長の男性（57）について、さいたま地検は9日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

■「触っていないと思う」否認（以下、初報記事）

　新座市内の商業施設で女子中学生の体を触ったとして、新座署は2月19日、強制わいせつの疑いで、東京都東久留米市、都内の公立小教諭の男（56）を逮捕した。東京都小平市教育委員会によると、男は同市立小学校の校長。

　逮捕容疑は昨年5月9日午後5時58分ごろ、新座市内の商業施設内で県内居住の10歳代女子中学生の体を触るなどのわいせつ行為をした疑い。「触っていないと思う」と容疑を否認しているという。

　新座署によると、女子中学生は友人と3人で同施設を訪れていたが、ほかに被害に遭った友人はいなかった。女子中学生は男と面識はなかったという。防犯カメラなどの精査で男の犯行を特定した。