【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比57・88ドル安の4万2454・12ドルで取引を終えた。米経済の先行き懸念から、売り注文が優勢だった。
米労働省が朝方発表した9月の消費者物価指数は、伸び率が市場予想を上回った。米新規失業保険申請件数が予想よりも多かったことも、投資家心理を冷やした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も3日ぶりに反落し、9・57ポイント安の1万8282・05。
個別銘柄では、航空宇宙機器のボーイング、半導体のインテルの下落が目立った。医療保険のユナイテッドヘルス・グループは買われた。