埼玉新聞

 

小学校と中学校をつなぐ連絡通路が開通 愛称は「夢へのスマイルロード」 小中一貫教育の推進へ 埼玉・寄居 教職員や児童生徒の交流機会を増やす

  • 男衾小学校と男衾中学校の連絡通路のテープカットを行う代表者たち=寄居町富田

    男衾小学校と男衾中学校の連絡通路のテープカットを行う代表者たち=寄居町富田

  • 男衾小学校と男衾中学校の連絡通路のテープカットを行う代表者たち=寄居町富田

 埼玉県寄居町富田の町立男衾小学校と同男衾中学校をつなぐ連絡通路の開通式が4日、現地で行われた。児童生徒から募集していた愛称も発表され、「夢へのスマイルロード」に決まった。町は教職員や児童生徒が交流できる機会を増やし、小中一貫教育を加速させていく。

 町は2018年に「町における小中一貫教育の基本方針」を策定し、町内の全中学校区での小中一貫教育を推進している。23年度から老朽化した男衾中学校校舎の大規模改修事業を実施。校舎躯体の長寿命化改修、外壁・屋上の改修、インフラ整備更新のほか、内装の木質化や校内レイアウトの変更、太陽光発電設備設置などの工事を進めている。

 同中学校は男衾小と隣接しており、小中一貫教育を進める上で立地も良い。これまでも小・中合同避難訓練や中学校教員の高い専門性を生かした小学校での授業展開、生徒会による中学校入学説明会などを実施してきた。

 開通式ではくす玉が割られ、愛称が発表された。代表者たちによるテープカットが行われ、男衾中の生徒会長の内田心菜(ここな)さんは「中学生はみんな優しいので、笑顔でこの道を通ってほしい」と語った。男衾小の児童会長の久保凛太郎さんは「中学生と交流をさらに深めていきたい」と話していた。

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