ホンダは11日、グループ初となる電気自動車(EV)専用工場が中国・武漢で稼働を開始したと発表した。新型セダン「リンシーL」と、新ブランド「イエ」シリーズを手がける。生産能力は年間約12万台。
同工場は中国企業との合弁会社の一つ、東風本田汽車が運営する。年内にはもう一つの合弁会社のEV専用工場も新たに稼働する見込み。ホンダの三部敏宏社長は「順調かつ安定的に運営し、高品質なEVを提供する」とコメントした。
中国市場では、需要の中心がガソリン車から新エネルギー車に移っている。ホンダは対応策として27年までにEVを10車種展開する予定だ。