神戸学院大の上脇博之教授は11日、自らが代表を務めた政治団体の政治資金収支報告書に支出などを過少に記載したとして、自民党の小泉進次郎選対委員長のほか、この団体の会計責任者と事務担当者に対する政治資金規正法違反容疑での告発状を東京地検に出したと明らかにした。
告発状によると、小泉氏が代表だった「自民党神奈川県支部連合会」は2022年、同県内の党支部に計約698万円を支出したのに記載しなかった上、同年開催の政治資金パーティー収入についても、計40万円分を記載しなかったとしている。
上脇氏は告発状で、虚偽記入は小泉氏の同意なしではできない違法行為だと主張している。