埼玉新聞

 

2万個の瞬きほのかに 創立150周年の埼玉・久喜小学校でキャンドルナイト 炎の光、児童や住民ら見守る

  • 校庭に光るキャンドルを見守る参加者

 創立150周年を迎える久喜市立久喜小学校(同市本町、穂村憲久校長)の校庭でキャンドルナイトが実施され、児童や卒業生、地元住民らが交流を深めた。

 1873(明治6)年1月、久喜学校として創立した同校。江戸時代後期、幕府の許可を得て設立した郷学(ごうがく)「遷善館」の流れをくむ。地域の文化、教育の中心として発展してきた歴史を持つ。

 来年度に150周年を迎えることから、卒業生らが実行委員会を組織。コロナ下、感染防止を踏まえ、さまざまな記念事業に取り組んでいる。

 キャンドルナイト当日は、校庭に約2万個のキャンドルを立て、校章と150の数字をデザイン。夕暮れ時、親子連れや地元住民が学びやに集まり、ほのかに瞬く炎の光に身を寄せ合っていた。

 実行委の山中大吾委員長は「150周年のプレイベントとして実施した。子どもや地域の人々に参加していただき、歴史と伝統がある小学校で、時代の流れを感じてほしい」と話した。

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