日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与が決まり一夜明けた12日、被団協代表委員で広島県被団協の理事長を務める箕牧智之さん(82)が取材に応じ、「原爆犠牲者に『平和活動で世界に一つの賞をもらった』と報告したい」と述べた。
広島市の平和記念公園内にある被爆建物「レストハウス」で取材に応じた箕牧さんは「広島、被爆地から平和を訴えるしかない。平和賞をきっかけに、より力を入れていきたい」と強調した。
続けてきた署名活動も「今までとは違った雰囲気になる」と期待を寄せ、日本政府に核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を求めていく考えを示した。