埼玉新聞

 

懲戒処分…暴行伴うパワハラ、数人の部下隊員に 注意されるも命令に従わず…上司にも暴言 陸自朝霞駐屯地、1等陸尉を停職4カ月 1尉は朝霞から異動…体調崩し現在も休職

  • 【自衛隊】陸上自衛隊朝霞駐屯地

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は11日、部下隊員に暴行を伴うパワハラ行為を重ねていたなどとして、市ケ谷駐屯地中央情報隊基礎情報隊所属、50代の1等陸尉男性を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 陸上総隊司令部報道官によると、1等陸尉は朝霞駐屯地中央情報隊に所属していた2017年8月ごろから18年5月ごろの間、同駐屯地内で職務中、部下隊員数人に暴行を伴う威圧的な指導を重ねていたほか、17年12月ごろから18年11月ごろの間、上司から部下へのパワハラを注意されたにもかかわらず、命令に従わず、上司に対して暴言を行っていた。

 17年12月ごろ、被害者の部下隊員から部隊に報告があり、パワハラが発覚した。18年11月以降、1等陸尉は朝霞駐屯地から市ケ谷駐屯地に異動。その後、体調を崩し休職となり、現在も休職状態が続いている。1等陸尉の暴行や暴言の具体的内容について、同報道官は「被処分者が不利益を被るため公表できない」としている。

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