埼玉新聞

 

特攻艇「震洋」の模型寄贈 奄美、にじむ戦争の狂気

  •  実物の10分の1ほどの大きさで再現された、特攻艇「震洋」の模型を手にする海田悟史さん=9月、鹿児島県瀬戸内町(本人提供)

     実物の10分の1ほどの大きさで再現された、特攻艇「震洋」の模型を手にする海田悟史さん=9月、鹿児島県瀬戸内町(本人提供)

  •  実物の10分の1ほどの大きさで再現された、特攻艇「震洋」の模型を手にする海田悟史さん=9月、鹿児島県瀬戸内町(本人提供)

 旧日本海軍で特攻の訓練を受けた祖父が残した特攻艇「震洋」の模型を、鹿児島県姶良市の公務員海田悟史さん(30)が9月、震洋隊が配備されていた鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町に寄贈した。ベニヤ板の船体に爆薬を積み、敵艦に体当たりする目的で開発された震洋。海田さんは「戦争の恐ろしさ、狂気を感じ、知ってほしい」と話す。

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