最高裁の裁判官にふさわしいかどうかを国民が直接チェックする国民審査が15日、衆院選公示と同時に告示される。投票も同じ27日に実施される。対象となるのは今崎幸彦長官のほか、尾島明、宮川美津子、石兼公博、平木正洋、中村慎の5判事。
憲法79条は、最高裁の裁判官は任命されて最初の衆院選で審査を受け、その後10年を経た衆院選時に再審査されると定めている。有権者は辞めさせたい裁判官の欄に「×」印を書き、有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。何も記入しなければ「信任」とみなされ、×以外を書くと無効となる。