【ワシントン共同】オースティン米国防長官はバイデン大統領からの指示を受け、米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」のイスラエル配備を決定した。イランによる再報復の可能性に備え、イスラエルの防空能力の強化を図る。国防総省が13日発表した。
THAADは弾道ミサイルの迎撃が可能とされる。イランは1日、イスラエルへの報復攻撃で180発以上の弾道ミサイルを発射し、一部が着弾するなど被害が出た。
オースティン氏は、THAADを運用する米兵のイスラエル派遣も承認した。国防総省は、イスラエル防衛への揺るぎない決意を示す措置だとしている。