「頂き女子りりちゃん」を名乗って恋愛詐欺のマニュアルを販売し、自身も男性の好意につけ込み計約1億5500万円をだまし取ったなどとして、詐欺罪などに問われた渡辺真衣被告(26)の弁護人は15日、一審判決を破棄して懲役8年6月、罰金800万円とした名古屋高裁判決を不服として上告した。高裁が明らかにした。
9月30日の高裁判決は、一審判決の量刑判断に誤りはないとした上で、犯罪収益と知りながら被告が詐取した金を受け取っていた元ホストクラブ店員=公判中=が被害者に一部を賠償したことなどを考慮し、一審の懲役9年から刑を減軽した。