【ソウル共同】韓国北部の京畿道は15日、北朝鮮との軍事境界線に近い坡州市と金浦市などの一部を「危険区域」に設定し、市民団体などが北朝鮮側に体制批判のビラを散布する行為を取り締まると発表した。北朝鮮が最近、「領空侵犯」した韓国の無人機がビラをまいたとして軍事的報復を警告したことを受けた措置。
京畿道は15日「住民の生命と安全のため」だとして取り締まる必要性を説明した。坡州市によると、非武装地帯(DMZ)内を巡る複数の観光ツアーも韓国軍の要請で一時中断される。
ソウルの大統領府前では15日、市民団体が緊張緩和を訴え記者会見した。